2002/ 2/22〜24

第1章:観光モード


数ある遠征の中で最も壮大な「阿寒湖遠征」がいよいよ始まった。

始発電車は久しぶり。集合場所は羽田空港。
今回の参加者は、スケート関連サイト「闘うフィギュアスケーター」の管理人で
1年前から行きたがっていた「氷龍さん」。
お気楽スケーターの会からは、西武園常連の「leocat」さんと副会長、そして私。

遅刻者もなく予定通り全員が集合して一路釧路空港へ。
上空からの眺めでは積雪が目立つ。
しかし、空港から宿に通じるシャトルバスの経路は全く問題なし。
外は思っていたほど寒くない。寒さの本番となる明日の朝が問題だ。


現地に到着したのは昼近く。
通り沿いでご飯を食べて、そのついでに周囲を観光。
道路の行先案内には「スケートリンク場」の文字。町営らしい。
行ってみるとそこは、雪が積もった運動場のようなところだった。
どうやら、昨今の雪で埋まってしまったらしい。
積雪は80cm程度。400mのトラックがあるものと思われる。


次は湖上の観光、おっとその前に難所を発見、湖畔は圧雪の坂道。
我々が滑りたいのはリンクの上である。こんな所で滑ってたまるか!
安全そうなルートをよたよた歩く自分がじれったい。
雪に覆われた湖上は、スケートマラソンの会場だけでなく、
氷上フェスティバルの会場でもあった。
雪像、カーリングゲーム、滑り台、そしてメインステージ。
夜になると、観光客も加わって多くの人が訪れるはず。
近くでスノーモービルを体験、意外とスピードが出てスリルは満点!


観光は充分楽しんだ。いよいよ、噂のマラソンコースだ。
お気楽メンバーの2人は早々と滑走を開始していて、すでに姿は見えない。
追いかけても追い付かないだろう。逆周りで捕まえることにした。

現在、スタート地点の500mメインストレート。
氷上は所々にクラックがあるものの、非常に良く滑る。
これが「油氷(あぶらごおり)」というものなのだろうか。
リンクのあちこちにスタッフが見える。
そう言えば、数日前の大雪でリンクが埋まってしまったとのこと。

お気楽会の本拠地である西武園も屋外リンクなので、
雪の後のスタッフの大変さはわかるつもり。
しかし、大幅に短縮されたとは言っても、
それでもなお5kmもあるコースは比較にならないほど長い。
氷上に張り付いてクラックを埋めたり、測量をしたり...。
きっと徹夜の連続なのだろう。
その姿を見て、思わず「お疲れさまです!」と声をかけずにはいられなかった。

3km付近にあるサービスポイントの近く、
所々にあるクラックやシャーベットに足を取られながらも、
先に出発した2人と合流する事ができた。
その後、3人揃ってもう一周。
先程まで外国の選手も滑走していたが、今ではジョギングに変わっている。
合計2周で宿に引き上げた。


実はこの時、コースは10kmだと思っていた。とりあえず20kmは滑った。
25kmなんて楽勝じゃん!

しかしその後、コースが5kmしかなかったことを知る。


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