すいすいらんど綾瀬閉鎖に対する署名活動の模様

2001/02/10

来季も営業して欲しい、との願いを込めて、人々が署名活動を始めました。
彼らはこのリンクに通い詰める常連の小学生、中学生達。
大勢がスケートを楽しむ中、滑りたいという気持ちを「グッ」と抑え、交代しながらの活動が続けられています。
下記の写真に写っている彼らの他にも、数名がこの活動に参加しています。

彼らの心意気に感激し、当サイトでその様子を伝えようと考え、このページを作りました。

某新聞の地域ニュースに掲載された記事は、衝撃的なものでした。
同記事は、スケート場受付、署名場所で見ることができます。

※ 転載の正式な許可を取っていないため、記事本文は意図的に加工しています。

 

一般的にスケート場は、子供の行動範囲を限定することができるため自由に遊ばせ自主性を育むには大変都合が良いのです。 また、常連達の間には特有のコミュニティ(共同体という意味)があり、今では珍しくなった幅広い年齢層の人々との交流が自然発生的に存在しています。 世代ギャップもスケートという共通の話題によって乗り越えることができ、加えて他人同士の交流という、今となっては難しくなってしまったことがここにはあります。 それぞれが教え合うことで自分の欠点を見出したり、上手な人への憧れを抱いたり、相手ができるようになった時の喜びを知るチャンスが潜んでいるなど、 意外と知られていない数々の利点があるのです。

このリンクの特徴としては他に、氷上面積が狭いがゆえに競技者指導が行われていないことが挙げられ、独特のアットホーム(家庭的)な雰囲気を持っています。
スケートは滑っている時だけが楽しい、というわけではありません。気温が上がって氷が解け、たとえ滑走ができなくなっていても、交流はそこにあり、人々は集まってくるのです。

 

周辺の地域には他のスケート場が少ないため、ここが閉鎖されてしまうと遠方まで出かける必要があり、子供達が容易に出かけらなくなってしまいます。 また、遠方まで送迎するとなると、親御さん方々の労力も計り知れないものがあります。

他のリンクでは、例えば休日の料金は高めでも平日を安くしていたり、平日に主婦向けの教室を開催していたりしますし、 氷上整備も多いところで2時間に1回念入りに行う程度です。
個人的な見解ですが、割引定期券のようなものを用意すれば、料金自体を多少値上げしても再来客は見込めるでしょうし、 1時間に1回の整氷も半分程度の頻度で良いのではないかと思います。 スタッフの皆さんにはスケーティングの技術向上を目指していただき、初心者ワンポイントレッスンの機会を増やすのも良いでしょう。 もちろん、指導は専門家でなくても、常連の方の中にも上手は方は居られますから。

この活動は、シーズン終了の2月末まで行う予定とのことです。